さくらは、甘えるのがすごく下手だ。
初めての人間には物怖じしないオープンさがあるが、ある距離以上は決して甘えて来ない。
子猫の時のさくらは、だっこはいやでも 自分から寄って来て側で寝てみたり、子猫らしい甘えた仕草をちゃんとする子だった。
しかし 私が去年仕事がハード過ぎて毎日遅かった日々故に、きっともっとも甘えたい大切な時期を、ひとり遊びで過ごす事になってしまっていた。
だからもしかしたら甘えることをうまく出来ないのは、私の責任でもあるなと今でも気になっている。
ももを今年の夏新たに迎えた時、さくらはきっとそれまで出来ていた事を、色々と制限されてしまっただろう。
いつも朝、ご飯を食べると紐を持ってきて「投げて」とキッチンの私の足元にやってきていた。
しかし、ももが来てからはそれをしなくなった。
子供であるももが先に遊んでーと入って来るから うまくアピール出来なくなってしまったのだろう。
家に居る事が出来るようになった今 なるべく私は、さくらが「遊びたい」空気を察知するように 努めてみた。
出来る事は限られているけれど。。
そんなこんなで日々が過ぎ、やっと二人の距離が定まってきて 落ち着いて来た最近。
少し、彼女が変わって来たように思えた。
ももが、比較的オープンに甘えて来る子なので さくらの中にちょっと変化があったのか無かったのか。
去年のようにまた 私の側でじっと座っていたりする事が多くなっていた。
「これは、もしかしたら・・・」と淡い期待をする。期待し過ぎはいけないとは思いつつ。
そして、今日。11月も半ばにさしかかり、少し冷え込んだ夕刻に
そっと、こたつでパソコンを眺める私の足元に温かい気配が。
・・・さくらさん・・・!

じっと私の足元にたたずんでいたかと思うと、のっそりと足に頭をもたれさせて 眠りについた。
「あぁ、さくらさん。。。!」

私はこれだけで、何かを許された気持ちになってしまった。
ありがとうね、さくら。
もっともっと甘えていいんだよ。
・・・そういえばももは、どこで寝てるんだろうとこたつの下を覗いてみると

いつもさくらが寝ている場所に、ももがお約束のように鎮座されてらっしゃるではないか。
うん、まぁ。
そうだね・・・あまり深いことは考えないでおこう。
今は側に居てくれるだけで、それでいいじゃないか♪
こうして、まき田家の週末はしずかに更けてゆくのでした。
・・・うしろからおいちゃんの嫉妬の視線がちくりと刺さるけど(汗)
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